アスベストとは天然の鉱物から作られる繊維です。1970年から90年にかけて大量に輸入され、その多くは建材に使用されました。今後建築物の老朽化による解体工事が増加し、従事する労働者の健康被害が懸念されます。アスベスト問題はわれわれ建設従事者の問題なのです。
建設労連と建設国保では、以下の対策を実施しています。
石綿作業主任者技能講習
建設労連では、アスベストに対して正しい知識を身に付けていただくために、石綿取扱い作業従事者特別教育、石綿作業主任者講習を実施します。
また、目に見えない危険から仲間の命を守るため、石綿障害の予防対策用保護具を組合員価格であっせんしています。
組合では、石綿健診を実施しています。組合の総合健診コースと合わせての受診をお勧めします。受診料は下記の通りです。
総合健診コースを受診する場合 1,000円
総合健診コースを受診しない場合 3,000円
精密検査が必要と診断された皆さんへ
組合では、石綿健診の結果、精密健診が必要とされた方に精密検査が受けられる医療機関の紹介等も行っていますので、ご相談ください。
アスベスト健診の結果、「石綿健康管理手帳」や「じん肺法」にもとづく「管理区分申請」により、健康管理が必要になった方の申請手続きをサポートします。万一、アスベスト疾病が認められた場合は、仲間の生活を守る立場で労災サポートをしていきます。将来の自分と家族のリスクを回避するため、「特別加入労災(事業主・一人親方)」に加入しましょう。